はり

鍼のこと

 ​~ 自律神経を整える ~ 

◆ 身体を巡る経絡(けいらく)というネットワークに鍼(はり)をすることで、

 身体やこころのバランスを整えていきます。

​ 手首の脈、お腹の状態、舌などをみながら、

痛みと関連がある部位に鍼(はり)やお灸(きゅう)をして、

経絡(けいらく)の乱れを調整していきます。

症状のある所から離れた部位が治療点になることもあります。

例1)

 内臓に鍼(はり)を直接刺入することはできませんが、

東洋医学では体を巡る経絡(けいらく)と各内臓は密接に関係していると捉えます。具体的には、お腹や背中や手足などが治療点となり、鍼(はり)をしていくことで、内蔵機能を整える働きかけをしていきます。

例2)

 筋肉が痛む方には、経絡(けいらく)の流れや、緊張している筋肉の走行上や、神経の支配領域などに鍼(はり)をすることで、痛みをとって筋肉を動かせるように施術をしてきます。

◆ 鍼(はり)をした後は・・・

 鍼(はり)をすると、交感神経が静まりお腹が鳴り出したり、呼吸が深くなって眠くなってきたり、筋肉が緩んで体がぽかぽかしてきたり、副交感神経が優位になっていきます。

眠さやだるさが強く出る方もおられるので、

ご遠方からお車でお越しの方は、休みながらの安全運転をお勧め致します。

◆ 当院で使用する鍼(はり)について

・毫鍼(ごうしん)   皮膚に刺入する鍼(はり)。広い用途に使われます。

・鍉皮(ていしん)   皮膚を傷つけない純銀製。小児はり、敏感な方に。

・打鍼(だしん)    振動を与えて緊張をとる鍼(はり)。トンカチとセット。

・円皮鍼(えんぴしん) 肌に貼るやさしい鍼(はり)。長く効果が続きます。

などがあります。

※ 肌に刺入する鍼(はり)の毫鍼(ごうしん)は、

ディスポーザブル鍼という使い捨ての衛生的な鍼を使用します。

太さは、髪の毛よりも細いものから様々あります。

 

ご利用者様の体格や体質・性別やご年齢などに合わせて、

なるべくご負担のないものを選んで施術いたします。

きゅう

​お灸のこと

~ 「冷え」の循環をかえる ~ 

◆ お灸(きゅう)は、火をつけた艾(もぐさ)の熱を身体に浸透させる熱刺激を用いて血流改善を目的に行います。

 お灸をすると全身の体温が上昇し、白血球が活動しやすい体内環境となるため、免疫力を高める効果も期待できます。

 経絡(けいらく)の流れに従ってお灸(きゅう)をすることで、関係する内臓機能にも作用し、身体の循環改善を促します。

​鍼(はり)と併用することで、自然治癒力を引き出す働きかけをしていきます。

上半身は熱くて、下半身が冷えている方。

手足は温かくて、お腹が冷えている方。

お腹は温かくて、手足が冷えている方。

 

などの方は、お灸(きゅう)で冷えを解消して、

身体の熱を平均化すると、症状が楽になるかも知れません。

何をしても変わらないお身体の症状は、血行不良(冷え)という形で、助けをもとめているのかもしれません。

鍼(はり)同様、落語や浮世絵にも描かれた民間療法の一つです。

◆ お灸(きゅう)の種類について

・透熱灸(とうねつきゅう) 

 お米粒の半分くらいの艾(もぐさ)を使います。

 身体にしっかり熱を伝える目的で使用します。

 逆子の灸や、足裏灸、冷えの強い部位などに用います。

 (軽い火傷が残ることもあります。)

 ​

・知熱灸(ちねつきゅう) 

 親指の爪くらいの大きさの艾(もぐさ)を使います。

 肌の上に置き、燃え尽きる前に取り除きます。

 「熱い」の「あっ」くらいで終わる気持ちよさです。

 主に身体に籠もった熱を取る際に用います。

 

・棒灸(ぼうきゅう) 

 棒状に加工した艾(もぐさ)を使います。

 肌から離して熱を伝える、ぼんやり柔らかな温かさです。

 背骨の上などを温めると、とっても気持ちがよいです。

※ お灸(きゅう)は、肌に火傷の痕が残る可能性があります。

 その旨ご理解の上でご利用下さることをお願い申し上げます。

あん摩

マッサージ

​指圧 のこと

~ 凝っている心も緩めていく ~ 

あん摩マッサージ指圧とは、

主に「手」を使った物理刺激によって様々な症状に対する3つの手技のことを言います。
人体に備わった最高の機関のひとつである「手」からは、近赤外線が出ており、そっと触れられるだけでも身体の緊張が解けていきます。いわゆる「人肌の温度」でやわらかく温めながら以下の技術を用いて、筋緊張や疼痛の除去にアプローチしてきます。

◆ あん摩のこと

 あん摩は中国伝来の技術を日本風にアレンジして発祥したものと言われています。主に着衣の上から、心臓から遠位方向に、皮膚をさすったり、押したり、揉んだり捏(こ)ねたりして、身体の緊張を緩める目的で行います。

「座頭市」の勝新さんの手さばき、是非見てみて下さい。

  

◆ マッサージのこと

 ヨーロッパ古来の手技で、主に素肌にオイルを用いて行います。心臓に向かった方向に、肌を滑らせて筋肉や筋膜、静脈やリンパなどの流れを改善する目的で行います。現代では、フェイシャルマッサージなどが有名です。(当院では、アロマオイルを用いて行います。)映画では「ベン・ハー」などの古い舞台の映画にも、当時のマッサージ風景が観られます。

◆ 指圧のこと

 「指圧のこころは母心、押せば命の泉湧く」で知られる、浪越徳治郎さんが指圧を世界に広めたともいわれています。指圧は、カイロプラクティックの技術を初めとする様々な理論を組み合わせて出来た日本発祥の技術です。主に親指の先を使ってじんわり身体の反応点を刺激して、様々な症状にアプローチしていきます。

​◆ 施術を行うために・・・

鍼(はり)灸(きゅう)もそうですが、

「あん摩マッサージ指圧」を行う為には、専門の教育機関で3-4年学んだ後に国家資格を取得する必要があります。

教育機関では生理学や解剖学や病理学などの知識や、様々な実技などを学びます。(それだけではまだまだ足りないのがこの業界です。日々勉強しなければいけません。汗)

人体の適切な部位に、適切な力を用いて、安全に配慮して施術をしていきます。

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